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お知らせ

【★金レベルに認定★】国際骨粗鬆症財団/ベストプラクティスフレームワーク

国際骨粗鬆症財団のベストプラクティスフレームワークで金レベルと認定されました

新潟リハビリテーション病院は、国際骨粗鬆症財団(IOF:国際的な骨粗鬆症の治療、予防・啓発活動に取り組む財団)が行うベストプラクティスフレームワーク「脆弱性骨折の二次骨折予防の取り組みに対する認定制度」に申請し、2016年に日本初の認定病院となり、このたび2019年6月に活動状況を審査してこれまでの銀レベルから最高位の金レベルの認定を受けました。

 


この認定制度は、高齢者に激増している骨粗鬆症に対して「骨折患者の二次骨折予防のための骨折後の評価や治療」「二次骨折予防のための追跡調査・予防活動システム」などの13項目について申請した内容を同財団が審査し、「金レベル」「銀レベル」「銅レベル」と国際基準で評価認定を行うものです。

 

骨粗鬆症の進行や高齢者の転倒などによる骨折は著しく増加しており、高齢者のADLを低下させ寝たきりの要因となっております。骨折をした高齢者は次の骨折の確率も高く、再骨折予防(二次骨折予防)の取り組みは、高齢者の寝たきり防止などにおいて、世界的にも非常に重要な取り組みと言われてきております。


二次骨折予防は、骨折患者の骨粗鬆症の評価、早期治療開始、そして退院後も切れ目のない治療による骨折予防が重要な課題です。そのためには、医師や看護師だけでは無く薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、クラーク、医療ソーシャルワーカー、介護福祉士など、幅広い領域のスタッフの連携が必要です。


当院では、患者を含め多職種が再骨折予防に取り組むためのツールとして「再骨折予防手帳」を開発、運用を開始、また骨粗鬆症マネージャーとして日本骨粗鬆症学会認定の看護師を配置し、退院後電話にて、患者さんやご家族、医療介護スタッフとの連絡により骨粗鬆症の治療継続の確認、情報収集を定期的に行っております。


病院での取り組みは骨粗鬆症治療開始率および継続率の向上に大きく寄与しており、再骨折の低減が期待されています。


国際的評価機構に「金レベル」として評価されたことの意味は大きく、今後も二次骨折予防のためのリーディングホスピタルとして、スタッフ一同一丸となってより質の高い医療の提供を行う方針を表明いたします。